「雛人形はその家の宝物」と思われ大切に大切に扱われてきましたが、それよりも”生まれてきた子のお守り”なのですから、 たとえば壊しても大丈夫よと教えてほしいのです。そして、子供と一緒に触って飾ってください。それが思い出になります。 そしてその子供がお母さんになったときにきっと思い出してくれるはずです。そんな親の思いや子供の思い出がずっと繋がっていくこと、 それが雛人形の新たな文化になっていってほしいと思っています。
雛人形を飾る理由
雛人形は一人一人のお守り
雛人形はその家の宝物だと思っている方が意外と多いのですが、ひとつの雛人形はだれか一人のお守りとして飾り、
その子の災いを払い守ってくれるものなのです。決してその家の宝物ではない。。。ということをお話しています。
また、価格が高いから良い、安いから悪いというものでもありません。そりゃぁ高いものをお求めいただければ私たちは嬉しいです(笑) が決してそうではありあsめん。そんな売り方をしていたらきりがなくなってしまいます。それよりも、選ぶときにじっくりと人形のお顔を見て、 着物を見て、あれこれ悩みながら選んでいただきたいと思います。そして、その子が大きくなって話しができるようになったときに 「この人形はとっても可愛いものだから あなたのためにみんなで選んだのよ」と話してほしいなぁと思っています。 だからといって、三姉妹だから三人みんな段飾りを求めるということでもなく「これはあなたを守ってくれる人形だよ」 と渡せるお人形があればそれで良いのです。
親子で飾ってほしい
たとえば、お母さんが「今日雛人形飾るよ」と言ったらお子様が「わーい!」と喜びますよね。
その時に、飾りながら「丁寧にあつかうんだよ」とか「これは家族みんながあなたの為にかわいいとおもって選んだんだよ」と教えてあげてほしいのです。
小さな頃にはその意味がわからなくてもきっと後でわかるはず。その子が母親になったときに「自分が小さなときお母さんと一緒に飾ったんだ」
という思い出や物語が蘇ってくるはず。だからお雛様は子供と一緒に飾ってほしいのです。
(なので、手にとって飾れない「ケース飾り」ではなく、手に取って飾れる雛人形をおすすめしています)
雛人形の選び方
雛人形を飾る場所を想定してください。
- 座敷、リビング、サイドボードの上・・・などなど、その御家庭によって様々かと思います。
買った後で置けなかった…なんてことのないように場所とある程度の大きさを想定しておきましょう。 雛人形を買う予算を決めましょう。
- 雛人形の大きさと価格は比例しません。大きいからと言って値段が高いとは限りません。
きっと予算内でいろんな大きさ、種類をお選びいただけます。 凡そ話がまとまったら何軒かお店を見て廻りましよう。
- 一軒目で決める必要はありません。納得いくまでいろんなお店を見て廻ってお店の方の説明を聞いてみましょう。
顔にこだわる
- やはり”人形は顔が命!”雛人形を手にとっていろんな角度から眺め、一番好みの顔の人形を選んでください。
正絹にこだわらない
- お客様から「この雛人形は正絹ですか」とご質問されこととがあります。
正絹といってもピンキリです。極上品の素晴らしいものもから、プロが見てもはっきりしない安価なものまで。 逆に化繊でも素敵な人形もありますので、やはり見て、触れて、明かに違いがわかるものをお求め下さい、 雛人形は少し離れて見る
- 雛人形から1~2mは離れてみることをお奨めします。そうすると、全体の雰囲気、バランス、色などがよくわかります。 また、お店では台の上に飾られている人形も、お家では畳の上に置くとなれば目線も違ったりするので、その辺りも注意して見てください。